果樹茶業研究部門

農研機構果樹茶業研究部門では、新たに、クリ1品種、モモ1品種、茶1品種を出願公表しました。また、レモン、ウメ、クリ新品種の情報を追加しました。

●クリ「ぽろすけ」(2016年9月)

渋皮がむきやすいクリ「ぽろすけ」を育成しました。「ぽろすけ」と「ぽろたん」は相互に受粉樹として利用可能です、この2品種を植えれば渋皮がむきやすいクリを安定生産できます。
詳細は以下のURLからご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/patent/breed/0400/0407/073663.html

●モモ「さくひめ」(2017年6月)

休眠からあけるための低温要求量が少ないため暖冬でも安定した開花と果実生産が見込める、早生のモモ「さくひめ」を育成しました。
詳細は以下のURLからご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/076023.html

●茶「せいめい」(2017年5月)

抹茶・粉末茶用に適した緑茶用品種「せいめい」を育成しました。「せいめい」は、被覆栽培における収量、色合い、滋味(うま味)に優れ、関東以南で栽培できます。
詳細は以下のURLからご覧下さい。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/075416.html

●果樹茶業研究部門のHPにレモン「璃の香」のページを作成しました。

「璃の香」は、かいよう病に強く、大果で酸味がまろやかなレモンです。通常のレモンよりも果皮が薄く、苦味が少ないので皮ごと利用できます。
http://www.naro.affrc.go.jp/nifts/rinoka/index.html

●果樹茶業研究部門のHPにウメ「露茜」のページを作成しました。

果肉が赤いウメ品種です。梅酒・梅ジュースをはじめ、スイーツや料理の素材など幅広い利用が期待できます。
http://www.naro.affrc.go.jp/nifts/tsuyuakane/index.html

●クリ「ぽろたん」収穫利用ガイド-6次産業化のヒント-を作成しました。

「ぽろたん」の収穫後の取り扱いや加工方法、産地情報等についてまとめました。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/pub2016_or_later/pamphlet/tech-pamph/069833.html

◇温州ミカンの親が判明!(2016年12月)

これまで明らかになっていなかった温州ミカンの親をDNA鑑定によりキシュウミカンとクネンボと推定しました。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/072687.html

◇DNAの違いから、芽生え段階でカンキツの様々な果実特性を高精度に予測出来るようになりました。(2017年7月)

大量のDNAマーカーを用いた「ゲノミックセレクション法」により、これまでの手法では推定困難だった果実の重さや色、果皮のむきやすさなどの果実形質を、芽生えの段階で高精度に予測することが可能になりました。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nifts/076119.html

◇臭化メチル剤の全廃に伴うクリシギゾウムの代替防除技術について

臭化メチル及びヨウ化メチル剤だけに頼らないクリシギゾウムシの代替防除技術についてまとめました。
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/pub2016_or_later/laboratory/nifts/material/074089.html