みどりの食料システム戦略が目指す持続可能な農業・食品産業の実現に向けて、これまでの殺虫剤の多用による害虫の殺虫剤抵抗性発達の問題もあり、化学農薬のみに依存しない、環境に配慮した害虫管理方法が求められています。そのため、本研究グループでは予防的・省力的な耕種的・物理的害虫防除技術や情報化学物質を利用した害虫管理技術の開発を行ってきました。これまでに、虫の感覚器官や生態的特性を標的として、捕食者コウモリの出す超音波を利用した蛾類の忌避技術、光を利用した害虫の行動制御技術、フェロモン等を利用した害虫モニタリングや交信かく乱技術、あるいは害虫の体表の化学成分を利用した寄生検出技術などを開発してきました。これからも殺虫剤代替となる新たな先端的害虫行動制御技術の開発を目指し、超音波やレーザー光等を用いた物理的害虫防除技術や情報化学物質を利用した害虫管理・検出技術の開発に取り組みます。

予測してレーザー狙撃
クビアカツヤカミキリ