目次
1)トピックス
- ■『安全に手軽に!田んぼダムで豪雨対策!! -減収させない湛水の目安と安価な水位管理器具の開発-』と『農業用水路がヒートポンプの熱源に! -流れの中にシート状熱交換器をおくと熱交換効率がアップ-』が、「2020年農業技術10大ニュース」のTOPIC5とTOPIC8に選出されました
- ■宮内農林水産副大臣が農村工学研究部門をご視察
- ■中村上級研究員が土木学会環境工学委員会 環境工学研究フォーラム論文賞を受賞しました
2)イベント情報
3)農村工学研究部門の動き
4)つれづれなるままに
5)研究者の横顔
1)トピックス
■『安全に手軽に!田んぼダムで豪雨対策!! -減収させない湛水の目安と安価な水位管理器具の開発-』と『農業用水路がヒートポンプの熱源に! -流れの中にシート状熱交換器をおくと熱交換効率がアップ-』が、「2020年農業技術10大ニュース」のTOPIC5とTOPIC8に選出されました
農林水産省農林水産技術会議事務局が選定する「2020年農業技術10大ニュース」に「安全に手軽に!田んぼダムで豪雨対策!! -減収させない湛水の目安と安価な水位管理器具の開発-」がTOPIC5に、「農業用水路がヒートポンプの熱源に! -流れの中にシート状熱交換器をおくと熱交換効率がアップ-」がTOPIC8に選定されました。
「2020年農業技術10大ニュース」は、この1年間に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など29社加盟)の加盟会員による投票を得て選定されます。
農村工学研究部門は2017年トップの「ICTによる水田の自動給排水栓を開発-スマホでらくらく・かしこく水管理-」、2018年トップの「ため池防災支援システムを開発-地震・豪雨時に、ため池の決壊危険度を配信-」、2019年TOPIC2の「楽してお得!配水管理システム-ICTによる自動化で管理労力と費用を削減-」に続き、4年連続の選出となりました。
研究推進部研究推進室 渉外チーム
(関連資料)
- (1) 農林水産省農林水産技術会議事務局プレスリリース
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/201223.html - (2) 各TOPICに選ばれた技術のプレスリリース
・(研究成果) 豪雨時の洪水被害軽減に貢献する水田の利活用法- 水稲を減収させない湛水管理の目安と水位管理器具の開発 -
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nire/136187.html - (3) 各TOPICに選ばれた技術の普及成果情報
・豪雨対策となる水田の洪水防止機能の利活用に向けた湛水管理の条件
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2019/19_064.html
・シート状熱交換器を流水中に設置すると高い熱交換特性が得られる
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2018/nire18_s13.html
■宮内農林水産副大臣が農村工学研究部門をご視察
12月23日(水)に宮内農林水産副大臣が農研機構を訪問されました。
研究推進部研究推進室長 小出水規行
(関連URL)
■中村上級研究員が土木学会環境工学委員会 環境工学研究フォーラム論文賞を受賞しました
令和2年12月9日(水)、中村真人上級研究員らが「混合メタン発酵基質としての浄化槽汚泥のエネルギー価値評価」で土木学会環境工学委員会の令和1年、第56回環境工学研究フォーラムにて論文賞を受賞されました。
研究推進部研究推進室 渉外チーム
(関連URL)
2)イベント情報
■SATテクノロジー・ショーケース2021がオンラインで開催されます(続報)
つくばをはじめ首都圏で活躍する研究者・技術者が最新の研究成果、アイディア、技術を相互に披露し交流するもので、1分間のプレゼンテーションとポスター展示で構成されます。
開催日:2021年2月19日(金) オンラインにて開催
当部門からは、水利工学研究領域 水域環境ユニット 竹村武士ユニット長らにより、参加型調査に向けた農業水路の「魚の棲みやすさ評価プログラム」の発表が予定されています。
研究推進部研究推進室 渉外チーム 重田一人
(関連URL)
- SATテクノロジー・ショーケース2021チラシ・一般参加者等申込
https://www.science-academy.jp/showcase2021_attend.shtml
3)農村工学研究部門の動き
■農村振興局との幹部意見交換会を開催しました
1月15日(金)に「令和2年度 農村振興局と農村工学研究部門との幹部意見交換会」を開催しました。
本会議では、行政の最新動向をふまえ、今後の研究方向について幹部レベルで意見交換を行うことを目的に、例年9月頃に開催しています。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で時期が遅れたほか、web会議システムを使っての開催となりました。
研究推進部 研究推進室行政連携調整役 坂田 賢
(関連資料)
4)つれづれなるままに
■とあるおっさんの四方山話
第29回 「筑波山十七景」
2021年、何かと厳しい年の始まりであるではあるが、一月には新年らしい話題をと思い、筑波にとってはなくてはならない名峰「筑波山」について綴ってみることにした。
農村工学研究部門キャンパスの北およそ20kmのところに位置する筑波山、紫峰とも呼ばれ、西の霊峰富士に対比される。農村工学研究部門から筑波山を見ると、東西二つの頂から両側に大きく裾野を広げた雄大で美しい姿を見ることができる。ところが、二つの頂があるため、筑波山はどこから眺めるかによって姿が変わる。ある日、霞ケ浦湖畔出身の同僚から「筑波山は自分の実家の近くから見た姿が一番美しい。」と聞いた。それを聞いて、はたして、筑波山はどこから見ると一番美しく見えるのか、筑波山一周の旅に出てみた。さて、どこから眺めた筑波山が一番か?
とあるおっさん
(関連資料)
5)研究者の横顔
■吉永 育生(よしなが いくお)
吉永育生さんは、「研究者の横顔」を発案された方で、今回が二回目の登場です。これまでに、水質、研究所の企画、放射性物質対策、防災など多様なテーマ・仕事に取り組まれるとともに、様々なスポーツを趣味とされるなど非常に活動的な方です。何事にも関心と熱意を持って取り組む姿勢を私も見習いたいと思います。
(他己紹介) 西田和弘
(自己紹介)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/128/05-01.pdf
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【編集発行】
〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
研究推進部 研究推進室 渉外チーム