研究活動報告

陽光台小学校で「おコメ」を中心としたテーマで講演を行いました。

情報公開日:2023年6月12日 (月曜日)

日時

令和5年5月25日(木曜日)8時40分~10時20分10時30分~12時10分

場所

つくばみらい市立陽光台小学校

講師

農研機構 中日本農業研究センター 転換畑研究領域 栽培改善グループ 上級研究員 臼井靖浩

概要

5月25日(木曜日)に研究員が陽光台小学校へ訪問し、「つくばみらい授業-おコメに関する過去・現在・未来-」をテーマに講演を行いました。2回に分けて行い、合計5年生の5クラス180名(児童172名、教職員8名)が参加してくれました。

籾からどのようにイネが成長し、どのような過程を経て収穫に至るか、イネの一生について解説し、過去から現在に至るまでの我が国におけるおコメの生産量、作付面積、農業経営体数および消費・需要量の変化について、統計資料に基づいて説明を行いました。
陽光台小学校のあるつくばみらい市は、おコメの生産が盛んな地域であり、「やわら三万石」という言葉もあることから、同市(合併前も含む)の生産量や栽培面積の変化について、グラフや絵を用いながら解説しました。
「一石は何キログラムでしょうか?」「つくばみらい市の現在のおコメ生産量は何万石に相当するのか?」など、クイズ形式で児童とやり取りしながらの講演となり、児童からは、「イネは一日にどれくらい伸びるのですか?」、「このあたりではどんなおコメが多く栽培されているのですか?」などたくさんの質問がありました。
また、農研機構で開発された、短稈で倒伏に強く、高温にも強い「にじのきらめき」の品種についても紹介しました。おコメの生産が盛んなつくばみらい市の子供たちが稲作に興味を持つきっかけになれば幸いです。

「にじのきらめき」に関する研究・技術開発の情報サイト
https://www.naro.go.jp/laboratory/carc/rainbow/index.html

当日の様子

講演の様子
模型を使って説明する様子
質問に手を挙げる児童たち