受賞日
2024年7月8-12日
賞の名称
ISSCT 13th Germplasm & Breeding/ 10th Molecular Biology Workshop Award for Best Presentation
受賞課題名
Distribution of Smut Disease Resistance Marker and Brown Rust Disease Resistance Marker (BRU1) in Sugarcane Breeding Materials of KARC/NARO
(九沖研のサトウキビ育種素材における黒穂病抵抗性マーカーと褐さび病抵抗性マーカーの分布)
受賞者
農業・食品産業技術総合研究機構
九州沖縄農業研究センター
暖地畑作物野菜研究領域 カンショ・サトウキビ育種グループ
梅田周(うめだ まこと)
研究の概要
黒穂病とさび病は、世界中のサトウキビ生産地域で発生が確認されている重要病害です。
国内においても、今年になって奄美地域で黒穂病の発生が、昨年より種子島でさび病の発生が問題になっています。
受賞者が所属する種子島研究拠点では、国内野生種「西表8」から黒穂病抵抗性DNAマーカーを開発し、品種育成に活用しています。
本研究では、黒穂病抵抗性DNAマーカーが遺伝的に特徴のある一部の国内野生種において検出されることを明らかにするとともに、
海外で報告されている褐さび病抵抗性DNAマーカー「Bru1」が、国内でも選抜に使用できることを明らかにしました。