研究活動報告

令和8年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞

情報公開日:2026年5月18日 (月曜日)

受賞年月日

2026年(令和8年)4月15日

受賞者

高尾 二郎、冨永 裕二、内野 達哉
(研究推進部 技術支援室 西日本第2業務科(善通寺研究拠点))

受賞題目

「ロボット収穫の効率を最大化する栽培ベンチの考案」

受賞概要

この賞は、文部科学省が、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者のうち、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した者を表彰しているものです。今年度は、1,235名の応募者の中から473名が受賞し、受賞者のうち西日本農業研究センター技術支援室の3名が「ロボット収穫の効率を最大化する栽培ベンチ」を考案したことに対し表彰されました。
本取組は、農業分野における高齢化や人手不足を背景に、自動収穫ロボットの早期社会実装を目的として進められたものです。キュウリ収穫では、果実認識の難しさからロボットの収穫効率向上が課題となっていました。本考案では、果実の視認性向上が期待される斜め誘引に着目し、つるを斜めに維持・管理しやすい栽培ベンチを開発しました。これにより、従来の斜め誘引栽培と比べて作業工程が簡素化し、作業姿勢の改善による安全性向上や、ロボット収穫を想定した栽培環境整備の有用性が示され、これら自動収穫ロボットの社会実装に向けた取組が評価されました。本研究は、生研支援センター「戦略的スマート農業技術等の開発・改良」(JPJ011397)の支援を受けて行いました。

<関連情報>
特許第7736352号、意匠第1802458号

受賞者ら(左から技術支援室長、受賞者の高尾、冨永、内野、西日本第2業務科長)
ロボットから見たキュウリの状態
斜め誘引の課題と解決策
作製(考案)したキュウリの栽培ベンチ
誘引用支柱を使った仕立て方