開催日時
2021年11月5日(金曜日)13時30分~17時30分(日本時間)
開催方法
オンライン開催
参加者数
計371名。国内参加者305名(大学、研究機関、行政、民間等)、海外参加者66名(アイルランド、エチオピア、スペイン、イタリア(FAO)、ベトナム、台湾、モンゴル、タイ、オーストラリア、カンボジア、スリランカ、香港、中国、ネパール、韓国、ミャンマー、パキスタン、イギリス)
開催概要
農研機構動物衛生研究部門は、創立100年の節目をこれまでの業績とこれからの役割を国内外の関係者に広く周知する機会として、11月5日(金)に国際的に重要な動物感染症や人獣共通感染症のアジアでの発生状況と対策をテーマに国際シンポジウムをウェブ配信で開催しました。
各国関係者からの祝辞をいただいた後、①日本におけるCSFの防疫対応、②ベトナムにおけるASFの発生状況と防疫対応や新規診断法、③韓国における '20/'21 冬季の高病原性鳥インフルエンザの発生状況と防疫対応、④人獣共通感染とOne Healthについて、の4つの講演と質疑応答が行われました。今回のシンポジウムによって、越境性家畜感染症など現在問題となっている疾病のアジア地域での現状や各国の防疫対応などを共有することができました。また、アジア各国の専門家との人的交流ネットワークの強化が図られました。
越境性家畜感染症については、アジア各国で情報の共有や研究交流を行い、周辺国と協力して対策を講じていく必要があります。また、人獣共通感染症に関しては、One Heath の考え方によって対策を進めいくことが重要です。
農研機構は国内外の研究機関や大学等と連携して、越境性家畜感染症や人獣共通感染症を含めた動物衛生を取り巻く諸課題に対応するための研究開発と成果の社会実装、国際貢献に引き続き取り組んでまいります。