研究活動報告

第27回国際昆虫学会議(ICE2024Kyoto) Presentation Awards for Young Scientists 受賞

情報公開日:2024年10月21日 (月曜日)

生物機能利用研究部門の職員3名が以下のとおり受賞しましたのでお知らせいたします。
Presentation Awards for Young Scientists 賞は、第27回国際昆虫学会議にて発表された学生および35歳未満の若手研究者の演題の中から、優秀と認められ、選定されたものです。

受賞者

Mohammed Muzeruddin Baig (筑波大学(連携大学院)、絹糸昆虫高度利用研究領域 カイコ基盤技術開発グループ)

受賞業績

Transcriptome analysis of midgut, fat body and salivary glands of Eri silkworm Samia ricini (Saturniidae: Lepidoptera) fed on different host plants and artificial diet. (Mohammed Muzeruddin Baig(筑波大学)、田附常幸(カイコ基盤技術開発グループ)、小林功(昆虫利用技術研究領域 昆虫制御技術グループ), 今野浩太郎(昆虫利用技術研究領域昆虫制御技術グループ)、冨田秀一郎(カイコ基盤技術開発グループ、筑波大学))

受賞年月日

令和6年8月30日

受賞概要

標題研究はエリサンの異なる餌への生理学的反応を解析し、トランスクリプトームを用いてその仕組みを調べたものである。

受賞者

柴田智文 (元農研機構生物研技術講習生、元東京大学大学院)

受賞業績

High-quality genome of the zoophytophagous stink bug, Nesidiocoris tenuis, informs their food habit adaptation. (柴田智文(元農研機構生物研技術講習生、元東京大学大学院)、霜田政美(東京大学)、小林徹也(昆虫デザイン技術グループ)、新井大(昆虫制御技術グループ)、大鷲友多(昆虫制御技術グループ)、上原 拓也(昆虫デザイン技術グループ))

受賞年月日

令和6年8月30日

受賞概要

課題研究は捕食性天敵昆虫タバコカスミカメの全ゲノムを染色体スケールで解読し、本種の食性適応について調べたものである。

受賞者

西森敬晃 契約研究員 (昆虫利用技術研究領域 昆虫制御技術グループ)

受賞業績

Adaptation of silkworm to the toxic effects of MLX56 defense protein derived from mulberry latex and its functional evaluation. (西森敬晃、今野浩太郎(昆虫制御技術グループ))

受賞年月日

令和6年8月30日

受賞概要

課題研究はクワの産出する耐虫性たんぱく質MLX56のカイコへの毒性影響を評価し、カイコの食性適応について調べたものである。