農研機構では、ゲノム編集技術により得られたD-ホルデイン改変オオムギ(以下、本ゲノム編集オオムギ)に関して、令和6年度の野外栽培実験を令和6年11月より開始いたします。
本ゲノム編集オオムギは、種子貯蔵タンパク質D-ホルデインのアミノ酸配列をゲノム編集技術によって改変したオオムギです。オオムギ粉生地の物性に変化が生じると予想されます。
今回、本ゲノム編集オオムギの野外栽培実験を、農研機構内のほ場にて下記のように行う予定です。
なお、本ゲノム編集オオムギは、文部科学省が定めた「研究段階におけるゲノム編集技術の利用により得られた生物の使用等に係る留意事項について(通知)」に基づき情報提供を行い、令和6年10月23日に受理されたものです。
届出の内容については、下記の文部科学省のウェブページからご覧いただけます。
記
○栽培実験の概要
栽培予定時期: | 令和6年11月上旬~令和7年7月中旬 |
栽培場所: | 農研機構観音台第2事業場隔離ほ場(茨城県つくば市観音台2-1-2) 観音台第3事業場組換え植物隔離ほ場(茨城県つくば市観音台3-1-3) |
注: | 本ゲノム編集オオムギは、カルタヘナ法*で規制される遺伝子組換え生物等には該当しませんが、栽培実験は予め届けられた栽培ほ場で行います。 |
*カルタヘナ法: | 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律 |
(参考) 文部科学省公表先
URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/lifescience/bioethics/mext_02730.html
問い合わせ先など | |
栽培実験実施者: | 農研機構 生物機能利用研究部門 所長立石剣 |
問い合わせ先: | 農研機構 企画戦略本部 新技術対策課 電話番号 029-838-7138 URL:https://www.naro.go.jp/inquiry/index.html |