研究活動報告

ヨネックス社から農研機構へ、ミノムシシルク素材を搭載した新製品テニスラケットが寄贈されました

情報公開日:2025年2月26日 (水曜日)

2025年2月4日、ヨネックス株式会社から「MINOLON(ミノロン)」という新素材を使用したテニスラケット 新「EZONEシリーズ」が、農研機構に寄贈されました。

「MINOLON」は、農研機構との共同研究成果を活用して興和株式会社が製品化したミノムシシルク新素材です。今回、新型テニスラケットのシャフトの部分に、「MINOLON」を複合した素材が使用されました。
ミノムシシルクの実用素材としての可能性を最初に発見した農研機構に敬意を示していただき、ヨネックス株式会社 生産・技術本部 環境対策推進室 千葉慎一郎室長と中西悠子課長が、つくば市大わしの生物機能利用研究部門(生物研)に来訪されました。ミノムシシルクの研究を担当している生物研 絹糸昆虫高度利用研究領域 新素材開発グループの研究者が見守る中、千葉慎一郎室長から生物研 立石剣所長にテニスラケットが手渡されました。

千葉慎一郎室長(右)からラケットを受け取る立石剣所長(左)
ミノムシシルクの研究者と一緒に記念撮影。左から一木良子上級研究員、亀田恒徳グループ長、千葉慎一郎室長、立石剣所長、中西悠子課長、山田信人主任研究員、神戸裕介主任研究員

寄贈していただいたテニスラケットは、今後、農研機構の食と農の科学館に展示し、一般公開する予定です。