研究活動報告

令和3-4年度 アラニンアミノ酸転移酵素を改変した穂発芽耐性コムギの栽培状況(穂摘み収穫時と鋤き込み処理後の様子、観音台第2事業場隔離ほ場)

情報公開日:2022年8月26日 (金曜日)

令和4年6月5日(日曜日)から令和4年6月20日(月曜日)にかけて、観音台第2事業場隔離ほ場*1にて、ゲノム編集技術により得られたアラニンアミノ酸転移酵素を改変した穂発芽耐性コムギ(以下、本ゲノム編集コムギ)の穂摘み収穫を行いました。
収穫した本ゲノム編集コムギの穂は、系統毎に網袋に入れ、漏出防止のため蓋を固定したコンテナに入れて実験室まで運びました。数日間実験室内で乾燥後、脱穀して冷凍保存し、全てのサンプルの脱穀完了後に発芽試験を行いました。
なお、収穫後に残った植物体は、栽培区画内に鋤き込み処理を行いました。

本ゲノム編集コムギは、観音台第2事業場隔離ほ場にて令和3年11月5日(金曜日)より栽培実験を開始しました。
本ゲノム編集コムギの栽培実験の詳細については、令和3年9月24日(金曜日)に公表した栽培実験計画書をご覧下さい。

穂摘み収穫中の本ゲノム編集コムギの様子(6/14)
残った植物体の鋤き込み後の栽培ほ場の様子(7/5)

*1 本ゲノム編集コムギは、カルタヘナ法*で規制される遺伝子組換え生物等には該当しませんが、栽培実験は予め届けられた栽培ほ場で行います。

* カルタヘナ法 : 遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律

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