開催日時
2026年8月7日 (金曜日) 13時30分 ~ 16時40分
開催場所
農研機構 東北農業研究センター 研究H棟2階 大会議室 (オンライン併用)
参加者数
70名 ( 内訳 : 行政・普及関係者28名、生産者9名、その他12名、農研機構10名 )
開催概要
我が国における生鮮野菜の年間輸入量のうち約3割をタマネギが占めており、主に加工・業務用として利用されています。加工・業務用需要に輸入品が利用されている要因として、国産タマネギの主要産地の切り替え時期である7~8月に必要量を十分に確保できないことがあげられます。不足時にスポット的に利用されていた輸入品は、現在では1年を通じて利用されるようになっています。こうした輸入への依存を低減するためには、国産タマネギの周年供給力の向上が必要であり、7~8月に収穫可能な東北地域におけるタマネギ生産の拡大が期待されています。
そこで、東北地域の生産者や普及指導員等のタマネギ栽培に関する技術向上を目的として、「播種~育苗管理の基礎知識」に特化した勉強会(会場とオンライン併用のハイブリッド形式)を開催しました。
開会にあたり、東北農業研究センター園芸畑作研究領域の塚崎領域長からセミナーの概要についての説明と、本勉強会が普及指導員の技術向上や地域の垣根を超えた情報共有に役立つことを期待する旨の挨拶がありました。
続いて、東北農業研究センター園芸畑作研究領域野菜生産管理グループの林研究員が、「タマネギ栽培における播種・育苗管理の基礎知識」と題して、秋まき作型における播種・育苗管理の各工程(品種選定、育苗方式、育苗場所、ハウスの準備、種子・培土・資材の選定、播種作業・セルトレイ設置、潅水管理、剪葉作業、育苗期の追肥、育苗期の防除の10工程)について、それぞれ注意点や指導ポイント等を説明しました。
さらに、株式会社NTTアグリテクノロジーの川嶋氏が、「遠隔営農支援システムの活用」と題して、システムの基本機能、トマト栽培での活用事例及びタマネギ栽培講習動画 (AI) 等について紹介しました。
総合討議では、「東北農業研究センターが開発したタマネギ新品種(縦長・大玉)」、「岩手県における冬どりタマネギ栽培」、「春まき作型の育苗管理における病害虫対策」、「遠隔営農支援システムのオプション機能(技術指導サービス等)」等について参加者から質問・意見が出され、活発な議論が行われました。
最後に、東北農業研究センター園芸畑作研究領域野菜新作型グループの上杉グループ長が全体講評及び閉会挨拶を行いました。
その後、会場参加の農業法人を対象として個別営農相談を実施し、「秋まき作型の品種選定」、「育苗管理方法」及び「圃場の土壌改良方法」に関する相談を受けました。
当日の様子