東北農業研究センターの職員が以下のとおり受賞しましたので、お知らせいたします。
受賞者
金井 源太 (農地高度利用研究領域 早期営農再開グループ・農業放射線研究センター)
賞の名称
令和8年農業施設学会学術賞
受賞年月日
2026(令和8)年9月1日
概要
受賞題目
高水分穀物の乾燥調製に関する研究
内容
穀物は圃場で成熟後に収穫されますが、収穫時の水分のまま保管すると腐敗や発芽など品質劣化が発生するので、乾燥させて品質劣化を防ぎます。しかし、収穫後に乾燥させるからと言って、あまり高水分で収穫することも良くありません。コンバインで柔らかい穀物を損傷させてしまったり、乾燥機の燃料を大量に消費したりするからです。そのため、圃場で適切に乾燥が進んだ適正水分条件で収穫することが推奨されています。一方で、農業現場では、梅雨の合間や秋の長雨など適正水分よりも高水分で収穫せざるを得ないこともあります。
受賞者は、そのような高水分で収穫された穀物について、効率的、効果的な乾燥調製を行うための研究に取り組んできました。具体的には、パンや麺の原料となるコムギ、食用油の原料となるナタネやヒマワリ、トウモロコシなどを対象に、水分の多い穀物を効率よく乾燥させながら品質を保つための技術を開発しました。また、乾燥条件が品質に与える影響を調べ、高水分で収穫した場合でも品質低下を抑える方法を明らかにしました。これらの成果が、穀物の安定生産、省エネルギー化及び品質事故防止に貢献するものとして高く評価されました。