重点普及成果

新規土壌還元消毒を主体としたトマト地下部病害虫防除体系

本技術開発の背景

トマト栽培では、近年の産地化、施設化に伴う連作により、青枯病や線虫等の土壌伝染性病害虫による被害が発生し安定生産にとって大きな問題となっています。このため、圃場の深層部に生存する青枯病菌や線虫等に対する新たな消毒技術の開発とともに、他の防除技術と組み合わせた持続的な防除体系の構築が求められていました。

技術概要

  • 新規資材(糖含有珪藻土、糖蜜吸着資材)による環境にやさしい土壌還元消毒は、 圃場の深層部に生残している青枯病菌や線虫等を防除するための技術です。
  • 「新規土壌還元消毒」と青枯病に対する耕種的な防除技術である「高接ぎ木栽培」を組み合わせることで持続的な効果が期待できます。
本ツールの概要を表した図

技術に関する問い合わせ先

農研機構 中央農業研究センター 地域戦略部 研究推進室
Tel.(029)-838-8481(代表)

参考情報