重点普及成果

萌芽性に優れ株出し多収なサトウキビ品種「はるのおうぎ」の普及

本技術開発の背景

鹿児島県でサトウキビ生産が行われている熊毛・大島地域では株出し栽培が最も多い作型で約7割を占めている。主力品種である「NiF8」は耐病性に優れ、収量が安定していたが、近年、収穫の機械化が進み、収穫時の株の引き抜きや踏圧による萌芽不良が原因と考えられる株出し栽培での単収が減少していることが問題となっていた。そのため収穫後の萌芽性に優れ、株出し栽培で多収である品種が求められていた

技術概要

  • 収穫後の萌芽性に優れ、茎数を確保しやすい品種です。
  • 熊毛地域では、主力品種「NiF8」よりも春植えでは3割程度、株出しでは5割程度多収です。
図 「はるのおうぎ」の草姿
左:Ni22、中:はるのおうぎ、右:NiF8

技術に関する問い合わせ先

農研機構 九州沖縄農業研究センター 研究推進部 事業化推進室
Tel.(096)-242-7540

参考情報