重点普及成果

ブランドウンシュウミカンを安定生産できるNARO S.マルチ栽培法の普及拡大

本技術開発の背景

ウンシュウミカンでは適度な水分ストレス状態(葉の水ポテンシャル-0.7~-1.0MPaの範囲)で栽培すると果実糖度が高まることが知られている。このため、生産現場ではマルチ栽培で土壌水分を調節して、土壌を適度に乾かし、樹体に乾燥ストレスを付与して高糖度果実の生産が行われている。しかし、多雨などにより水分調節が不十分となるケースではマルチの効果が発揮されないことが問題となっている。

技術概要

  • 地表を覆うマルチと併せて資材(NARO S.シート)で樹列間の土壌を仕切り、防水・防根を確実にする技術としてNARO S.マルチ(シールディング・マルチ栽培法)を開発した。安定して高糖度の果実が得られることならびに収益の向上効果を実証試験により、明らかにした。

技術に関する問い合わせ先

農研機構 果樹茶業研究部門 研究推進部 研究推進室
代表連絡先:

参考情報

普及成果情報

プレスリリース

標準作業手順書(SOP)