重点普及成果

石礫圃場でも利用できる低コストな暗渠整備技術

本技術開発の背景

全国には排水性が不十分で畑作利用できない水田が140万ha(水田全体の3/5)あり、これらの水田に暗渠を整備するには暗渠施設の標準耐用年数30年を考慮して4万ha/年と推定される。現在、公共事業による暗渠整備は1万ha/年であり、残り3万ha/年は未整備となる。このため、土地利用型農業の推進には、低コストな水田の汎用化が急務である。

技術概要

  • 市販機では初めて石礫の多い沖積土でも農耕トラクタだけで暗渠整備できる施工機を開発(約308万円)した。生産者自らが本施工機を操作でき、暗渠整備費を約4万円/10a(公共事業の6割減)に抑えられる。

技術に関する問い合わせ先

農研機構 農村工学研究部門 研究推進部 研究推進室
Tel.(029)-838-7677

参考情報

プレスリリース

標準作業手順書(SOP)

その他研究成果