倒伏浸水したイネからの玄米のマイコトキシン汚染

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要約

コメは、マイコトキシン汚染の少ない穀物である。ところが、1998年には、台風で倒伏し水に浸かった稲があり、得られた玄米の多くは褐色に着色していた。この年は、国内ではムギの赤かび病が大発生した年でもあったので、このコメについてトリコテセン系マイコトキシンの抽出を行い、分析した。その結果、デオキシニバレノール(DON)、フザレノン-X(Fus.-X)、ニバレノール(NIV)のトリコテセン系マイコトキシンが検出された。コメでのDONの汚染は報告されているが、 Fus.-Xの汚染報告は初めてである。

詳しくは以下のPDFファイルを参照してください。