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本オンラインマニュアルは、野外で発生した中毒を疑う事例の診断の際に活用できる。また、「マニュアル」と平行したウェブサイト、「家畜中毒情報」および「写真で見る家畜の有毒植物と中毒」でも関連情報を提供している。
家畜、特に牛の中毒事故は多数発生しているが、中毒の診断には系統的な手法がなく、原因ごとに診断法が異なることなどから、確定診 断に至らないことが多く、その実態は明らかではない。家畜共済統計によれば、毎年数百頭の牛が中毒で死廃用と分類されているが、確定診断が出来なかったも のおよび死廃用に至らなかったが生産を阻害されたものを含めた経済的損失は少なくない。このような状況から、都道府県の家畜保健衛生所職員などの家畜衛生 関係者から、家畜中毒の診断マニュアルの作成が求められている。そこで、家畜中毒診断のためのマニュアルを作成し、内容の追加、修正等が随時可能で、外部 の関連情報とのリンクも容易なウェブ上で公開する。