■事例 :
カドミウム吸収を抑制したイネの開発開発段階 : 研究
イネの細胞膜に局在するOsNRAMP5タンパク質を構成する337番目のアミノ酸が、カドミウムとマンガン輸送の調節に重要な部位であることを突き止めました。突然変異によってこの位置のアミノ酸がグルタミンからリジンに変化したイネでは、根からの両元素の吸収は抑制されますが、生育に必要なマンガン量は確保できます。本成果は、安全性の向上と生産性を両立した水稲品種の開発に役立ちます。
イネの細胞膜に局在するOsNRAMP5タンパク質を構成する337番目のアミノ酸が、カドミウムとマンガン輸送の調節に重要な部位であることを突き止めました。突然変異によってこの位置のアミノ酸がグルタミンからリジンに変化したイネでは、根からの両元素の吸収は抑制されますが、生育に必要なマンガン量は確保できます。本成果は、安全性の向上と生産性を両立した水稲品種の開発に役立ちます。