プレスリリース
モモせん孔細菌病の防除対策現地研究会の開催について

情報公開日:2015年6月16日 (火曜日)

ポイント

  • 近年、モモの重要病害のモモせん孔細菌病* の常発化と多発生により、モモの生産が脅かされる事態が生じています。
  • モモせん孔細菌病に対して効果的な防除対策の構築に向けた今後の研究方向等を論議する研究会を開催します。

    *は「概要」文末参照

概要

   モモせん孔細菌病はモモの重要病害です。近年、本病の常発化と多発生によりモモの生産が脅かされる事態が生じています。発生生態や防除対策については、これまで様々な研究が行われてきましたが、現状で決定的な防除法はなく、今後の防除対策を巡る試験研究を見直す必要性が生じています。本研究会では、本病害の防除や研究に携わる行政部局およびモモ主産県の研究者等が参集し、現地における本病の発生実態を把握するとともに、効果的な防除対策の構築に向けた今後の研究方向等を議論します。

   本研究会は、公開であり傍聴可能です。
    

*モモせん孔細菌病とは

   モモせん孔細菌病は、モモの果実、葉、枝等に病徴を呈する病害で、モモせん孔細菌(Xanthomonas arboricola pv. pruni)という細菌(バクテリア)によって引き起こされます。葉にせん孔症状(穴)及び落葉を、果実に黒い斑点を引き起こします。
   また、菌は枝上等で越冬することによって、翌年春に枝から病斑を引き起こし、樹全体で再び発病します。

   

日時

平成27年7月3日(金曜日) 9時30分~12時30分

場所

福島県農業総合センター果樹研究所
(福島県福島市飯坂町平野字檀の東1)

内容

「モモせん孔細菌病の防除対策現地研究会プログラム」 をご覧ください。

主催

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所

傍聴について

傍聴可能人数:30名程度(先着順) ※出席申込書をご利用ください。

参加費

無料