プレスリリース
第3回国際シンポジウム:農学プロテオーム研究の最前線

- プロテオミクス技術は農林水産分野の研究にいかに貢献できるか -

情報公開日:2011年11月 4日 (金曜日)

ポイント

  • タンパク質を包括的に解析するプロテオーム研究の農学分野における国際シンポジウムを 11月8日~11月10日に、つくば国際会議場にて開催します。
  • 本シンポジウムは世界の農学プロテオーム研究者が一堂に会する会議です。
  • プロテオーム研究の成果は、作物の改良や栽培技術の改善に役立ちます。特に今回は、耐湿性などの重要形質の鍵となるタンパク質の作用等について議論します。

概要

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 (略称:農研機構) 作物研究所 【所長 門脇光一】 は、作物の品種改良や栽培技術の研究を一層進めるため、海外の研究機関との交流を積極的に進めています。今回は、農林水産省農林水産技術会議事務局筑波事務所筑波農林研究交流センター、および経済協力開発機構 (OECD) に後援していただき、農学分野のプロテオミクス研究に関する国際シンポジウムを開催します。

生物体内のタンパク質の挙動を包括的に解析するプロテオミクス技術によって、植物の増殖分化・生長などに係わるタンパク質、環境ストレスにより発現が変動するタンパク質が多数発見されてきました。今回は、農業生産現場で解決を求められている耐湿性などの重要形質の鍵となるタンパク質の作用等について議論します。

本シンポジウムでは、本分野の第一線で活躍している国内外の研究者による招待講演と、発表内容の事前審査により選ばれた一般講演、およびポスター発表を通じて、プロテオーム研究により得られる成果を作物の改良や栽培技術の改善にどのように役立てるか、さらにはプロテオミクス技術が農林水産研究にいかに貢献できるかを議論いたします。

本シンポジウムは世界の農学プロテオーム研究者が一堂に会する会議であり、日本が本分野でイニシアティブを発揮する絶好の機会となります。

  • 日時:平成23年11月8日(火曜日)~平成23年11月10日(木曜日)
  • 場所:つくば国際会議場(エポカル)
    (〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-3)
  • 参加費:無料
  • シンポジウムの詳細は作物研究所ホームページをご覧下さい
    http://nics.naro.affrc.go.jp/proteomics/
  • 内容:プログラム[PDF(70KB)]