刊行物
省力樹形樹種別栽培事例集(第2版)
- カテゴリ
- 園芸・茶
- 技術紹介パンフレット
- タイトル
- 省力樹形樹種別栽培事例集(第2版)
- 発行年月日
- 2024年7月10日
- 概要
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現在、日本の果樹生産現場は高齢化や人手不足が顕著となっています。このため、少ない人手で産地を維持・発展可能な画期的な省力生産技術、また、若い生産者の関心を引く魅力ある果樹生産技術の開発が強く求められています。
農研機構が代表を務めるAI(機械化樹形)コンソーシアムでは、「革新的技術開発・緊急展開事業(先導プロジェクト:平成28年度)(人工知能未来農業創造プロジェクト:平成29~令和2年度)」において、(1)樹形を可能な限り平面(2次元)に近づける省力樹形の開発、(2)省力樹形を前提に様々な作業に利用できる自動走行車両、自動薬剤散布システム、自動草刈りシステム、さらに収穫ロボットの開発、を両輪として研究を進めてきました。
この栽培事例集では、プロジェクト研究で開発した省力樹形の導入法や効果、導入経費などを取りまとめました。省力樹形では、開発機械が利用しやすくなるとともに、人手による従来の管理作業も省力的に実施可能です。
省力樹形の普及拡大とともに、将来的には開発機械の市販化と利用などにより、果樹産地の維持・発展が期待されます。