果wF03:(特定非営利活動法人)太子町ぶどう塾 (大阪府南河内郡太子町)


実証参加教育機関
大阪府立環境農業総合研究所農業大学校
実証課題名
果樹用ロボット等による管理・収穫作業の労働力不足解消体系の効果実証
経営概要
22ha(ぶどう17ha、温州みかん5ha)うち実証面積:ぶどう1.6ha みかん0.35ha

導入技

①環境監視装置 ②運搬ロボット ③草刈りロボット ④農薬散布ロボット ⑤農薬散布用ドローン

  • 農薬散布にかかる労働力(3~4人→1~2人/ha)の50%削減
  • 除草・運搬にかかる各々作業の労働力(2人→1人/ha)の50%削減

実証成果の概要

導入技術の効果

  • 労働強度は心拍数をもとにカルボーネン法により評価
  • 50%~70%で有酸素運動(ジョギング等長時間継続可能な運動)
  • 70%以上で無酸素運動(短中距離走等労働負荷の大きな運動)

人材育成の効果(参加した学生の声)

  • 府農業大学校の学生10名(2年生)にロボット操作実習(3回)、講習会(2回)を行い、農家と同等な操作技術・知識を習得できた。
  • 参加した学生からは、「操作が簡単なので、機械が苦手な女子でもロボットに愛着がわき、また使いたいと思った」という好意的な声があった。

今後の課題・展望

  • 農家一戸あたりの投資額が大きくなるうえ、ロボットが走行できる条件整備が必要。
  • NPO法人職員の中で、ロボット・ドローンの操作技術を習得したオペレータを5人育成し、援農先の農家に効果を実感してもらいながら、園地の条件整備とロボット等の普及を進めていく。
  • 大阪府単独事業「大阪版認定農業者支援事業」を活用し、導入コストを抑え、共同利用を推進していく。
問い合わせ先

大阪府南河内農と緑の総合事務所 担当:山口

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キーワード

農薬散布ドローン、遠隔操作草刈機、リモコン草刈機、草刈り機、営農管理システム、ハウス環境測定、技術継承、カンキツ