露wG08:(株)さぬきベジファーム(香川県さぬき市)
実証参加教育機関
香川県立農業大学校
実証課題名
狭小な水田における秋冬露地野菜省力生産技術の実証
経営概要
26.3ha(キャベツ7ha、ブロッコリー5ha、葉ネギ11ha、ニンニクほか3.3ha) うち実証面積:キャベツ4ha、ブロッコリー3ha、葉ネギ(トンネル栽培)3ha
導入技術
①直進アシスト機能付きトラクターを利用した圃場準備の多工程同時作業 ②GNSS自動操舵 乗用型防除機による省力防除
目標
圃場準備の作業時間36.8%削減、防除の作業時間62.5%削減、現場実習、座学を受講した県立農業大学校の学生等のうち、スマート農業技術の基本的知識を有する者の割合100%
実証成果の概要
- 直進アシスト機能付きトラクターを利用した圃場準備の多工程同時作業、GNSS自動操舵乗用型防除機により、圃場準備と防除に係る作業時間をそれぞれ34.9%、73.5%削減した(計画時慣行対比)。
導入技術の効果
人材育成の効果(参加した学生の声)
- 担い手養成科の学生34名、技術研修科の研修生9名が、スマート農機による生産現場実習等により、スマート農業の基礎知識や活用事例、今後の展望等について学んだ結果、 スマート農業技術の基本的知識を有する者※は41名(95.3%)となった。 ※筆記試験を実施し、農業大学校における単位取得相当の得点を得た者
- スマート農機を利用すると、正確かつ効率的な作業が行える。常に情報を収集して就農後の経営に生かしたい。(学生の声)
今後の課題・展望
- 狭小な圃場の枕地への植付けを無くし、畝立て方法を工夫する等により、圃場準備を効率化することで更なる作業時間の短縮を図る。
- 規模拡大等によりスマート農機を効率的に利用できる圃場面積を増やし、経営全体の農作業に積極的に活用することで、スマート農機の利用率を上げ、 実質的なコスト低減に繋げる。
- これまで以上に生産現場と連携して学生等へのスマート農業の実践的研修を実施し、即戦力の人材育成に努める。
問い合わせ先
香川県 農政水産部 農業経営課 普及・研究グループ
E-mail:
香川県 東讃農業改良普及センター 園芸部門
E-mail:
関連リンク
キーワード
トラクタ(自動操舵システム)、ロボトラ、自動操舵トラクタ、畝立て、自動運転、自動航行、GPS車速連動施肥機、可変施肥、車速連動型肥料散布機、GNSS自動操舵乗用型防除機、営農管理システム、経営(経理)管理システム、トンネル栽培、キャベツ、ねぎ、葉ネギ、ブロッコリー、野菜(茎葉菜類)