畑wA01:JA幕別町 (北海道 幕別町) 畑作事業部会 大根・人参事業部会

実証品目:秋播小麦・にんじん | 実証面積:2,900ha

実証課題名
農業用ドローンを活用した生育状況の確認や農薬散布の外部委託による、作業効率化と労働力削減の実証
構成員
JA幕別町、幕別町、十勝農協連、(株)NTTドコモ、帯広農業高等学校、帯広工業高等学校

背景・課題

  • 移動自粛等によって作物の収穫作業等の人員不足が懸念され、同時期に行われる作物の生育状況の確認や農薬散布による防除作業を生産者自身で行うことが難しくなることが予想される。
  • 最新農業用ドローンを活用した生育状況の確認や農薬散布を外部委託によって効率的に実施できる体制整備が課題となる。

本プロジェクトへの想い

  • ICT技術の積極的導入により農作業のアウトソーシング化を推進し、人手不足問題や担い手不足問題の解決の一環としてモデル体系の構築目指します。
  • 熟練された農業技術をICT技術により未来の担い手(学生)への技術継承に取り組みます。
  • センシングデータ等の活用・解析による高度な農業経営を目指し、産地を守るとともに「スマート農業と幕別農畜産物の魅力」を発信します。

農業高校、農業大学校等との連携による人材育成

  • 農薬散布ドローンの散布作業免許取得講習(通常5日間講習1回、拡張免許1日間講習1回)
  • 生育状態把握の実習(座学講習会1回、現地圃場での実践講習会1回)
  • 作業時間軽減への対応に向けた学習(座学講習会1回、現地圃場での実践講習会1回)
  • ジャガイモシスト線虫発生地域への対応への学習(座学講習会1回)

目標

  • 本実証プロジェクトにより、生育の均一化を図るとともに防除作業のアウトソーシング化による生産者の労働力軽減及び人手不足の解消を実証する。
[ラジコンヘリ]
[ドローン]
農薬散布時間の20%以上の削減
6ha-10ha/時間
9ha-13.5ha/時間
農薬散布にかかる人員の50%削減
4人一組
2人1組
防除時期判断(生育状態)にかかる時間の50%以上の削減
[人の目]
[ドローン]
約5ha/時間
約15ha/時間

実証する技術体系の概要

➀NDVI対応ドローン ➁ドローン農作業支援システム ➂計測用ドローン ➃農薬散布ドローン ➄十勝地域組合員支援システム

問い合わせ先

実証代表
幕別町農業協同組合
Tel:0155-54-4111 Fax:0155-54-5394 http://www.ja-maku.com
視察等の受入について
幕別町農業協同組合 営農部 営農振興課
Tel:0155-54-4112
キーワード

リモートセンシング、リモセン、営農管理システム、コムギ、ニンジン