(農)下友生ファームほか(三重県伊賀市)

品目: 水稲、小麦 | 取組タイプ: 導入技術活用型

支援チーム構成員
(株)つじ農園(代表機関)、ドローン・ジャパン(株)、三重県(中央農業改良普及センター、津地域農業改良普及センター、農業研究所伊賀研究室)、 (株)日本農業サポート研究所、国立大学法人三重大学
活用支援を受ける産地構成員
(農)下友生ファーム及び周辺の生産者、伊賀ふるさと農業協同組合、三重県伊賀地域農業改良普及センター

取組概要

三重県伊賀市下友生地区は、稲麦大豆作を中心とした水田農業地帯である。施肥・防除等にドローンを有効活用するため、 令和3年度スマート農業実証プロジェクトで「三重北部ドローンシェアリングコンソーシアム」が得た知見と運用方法を下友生地区に移植し、 ドローンシェアリングシステムの構築とデータ連携農業を実践する体制を整備してドローンの運用コストの低減と水稲の品質向上、小麦の収量・品質向上を図る。

下友生ファーム農業用施設の遠景

活用支援を受ける産地の思い

これまでは勘や経験に頼った栽培をしてきたが、ドローンを活用してリモートセンシングおよび農薬・肥料の適切な散布作業を行い、 コスト削減や品質向上を図り、経営の安定に役立てたい。

支援チームによる活用支援の内容

株式会社つじ農園が代表を務める「三重北部ドローンシェアリングコンソーシアム」では、 令和3年度スマート農業実証プロジェクトにおいて、ドローンシェアリングを行うためのマッチングのソフトウェアを用いた運用の知見があり、 また、ドローンリモートセンシングの専門業者や三重県の普及組織との協業体制がある。 これらの取り組みを下友生地区の生産者グループでも実施できるよう、ドローンオペレーターや専門技術者、生産者が協力し合える仕組みの構築を支援する。

期待される効果

ドローンシェアリングシステム構築により、(農)下友生ファームや周辺農家が所有するドローンの有効活用や ドローンオペレーターのマッチングなどを効率的に行い、ドローンの運用コストの削減を図る。 また、リモートセンシングで入手したデータを活用し、適切な追肥や防除を行うことで、水稲の品質向上、小麦の収量・品質向上につなげる。

実地指導のスケジュール

対象技術
①および②:ドローンシェアリングシステム(シェアリングの体制づくり)
③および④:ドローンを活用した栽培管理(センシングデータ等の活用)

問い合わせ先

実施グループの代表機関
(株)つじ農園
本取組に関する照会窓口
同上 (E-mail: TEL:059-202-2205)