畑G03 (有)グリーンサポート斐川、 (農)上直江ファーム、常松種苗(株)(島根県出雲市)
実証課題名
担い手農地集積率80%からの挑戦!!「更なる水田フル活用による耕地利用率125%・後継者への技術継承」に向けたスマート農業実証
経営概要
経営面積合計:78ha うち実証面積:水稲6ha、大麦5ha、ハトムギ4ha、玉ねぎ1ha、キャベツ1ha
導入技術
①自動操舵システム、直進機能トラクター②RTK‐GPS機能③ドローンによる施肥、薬剤散布④水田センサ、自動給水システム⑤園芸作物高性能収穫機⑥営農・栽培管理システム など
目標
- 10aあたり労働時間の短縮、10aあたり生産費の削減(労働費除く)、20ha規模経営体の所得向上(2割増加)
目標に対する達成状況
- 自動操舵システム、農業用ドローン等の活用により、水稲、大麦、ハトムギの労働時間が約29%(36.8h /10a→26.1h/10a)削減され、削減時間を活用し高収益作物(玉ねぎ、キャベツ)の導入が可能となった。
- 園芸作物高性能収穫機の活用により10aあたり生産費が3.6%削減できた。
- 自動操舵システム、高速高精度汎用播種機の組み合わせにより、乾田直播栽培も同時に導入した水稲播種時間では、慣行(種子予措~田植え)の作業時間が91%、また、ハトムギ播種時間では68%削減。
導入技術の効果
スマート農機による労働時間削減効果
- 20ha規模経営体において、スマート農機による労働時間短縮によって、高収益作物導入が可能。
※令和2年度1月末時点
自動操舵と高速播種機による作業時間の短縮
- 水稲では、慣行(種子予措~田植え)の作業時間が、乾田直播栽培も導入し、91%削減。
- ハトムギ播種では、慣行の作業時間に対し68%削減。
直進トラクターによる作業時間の短縮
- キャベツでは、畝立て施肥作業時間が、慣行に対し45%削減
- 追肥作業も機械化の効果を含め、慣行に対し45%削減
園芸作物高性能収穫機による作業時間の短縮
- 玉ねぎでは、高性能収穫機(玉ねぎハーベスタ)により、慣行に対し88%の大幅な削減。
事業終了後の普及のための取組
- 担い手農家組織を中心に、プロジェクトに係る成果等の情報提供を行うとともに、行政、JA、担い手農家が一体となってスマート農業技術の研鑽、普及に今後も取り組んでいく。
- 実証農場として参画した経営体も、管内でのスマート農業技術普及に向け引き続き取り組んでいく。
- スマート農業機械の初期投資を軽減するため、地域内の担い手農家同士での共同購入や作業受託体制、共同利用体制を構築し、スマート農業機械を最大限利用していく。
問い合わせ先
島根県農業協同組合斐川地区本部 営農第三課
E-mail:
関連リンク
キーワード
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