大A01 白石農園(北海道新十津川町)

実証課題名
高品質・良食味米生産を目指す家族経営型スマート農業一貫体系の実証
経営概要
23.55ha(水稲23.13ha、トマト0.37ha、野菜0.05ha) うち実証面積:水稲23.13ha

導入技

①自動運転トラクタ、②直進アシスト田植機、③水管理システム、④農薬散布・リモートセンシング用ドローン、⑤自動運転アシストコンバイン、⑥自動箱並べ機、⑦可変施肥肥料散布機、⑧自動操舵システム

水稲年間労働時間6h/10a以下、高品位米割合向上により米販売額5%向上、新十津川モデルの構築

目標に対する達成状況

  • 自動運転トラクタ、直進アシスト田植機、水田センサー・自動給水装置、農薬散布用ドローンにより、水稲春作業を中心に労働時間を約25%削減した(7.24時間/10a→5.40時間/10a)。
  • ドローンリモートセンシングデータを活用した可変施肥により品質が均一化され、販売額が6%アップした。
  • 家族経営型スマート農業の一貫体系「新十津川モデル」
    ①農業の魅力発信 ②農業教育 ③家族経営 ④スマート農業技術の4本柱により新しい魅力ある農業の姿を構築

導入技術の効果

農業の魅力発信

  • 家族経営 農作業を省力化し、家族で過ごす時間が増加した
  • 農業教育 小学校・中学校の農業授業をカリキュラム化した

移植作業・女性の活躍

  • 直進アシスト田植機の活用と役割分担・作業体系の見直しにより前年比25%効率化したほか機械操作で女性参画した

作期全体の労働時間

  • スマート農業機械により、水稲の作期全体の労働時間を約25%削減した(7.24時間/10a→5.40時間/10a)

可変施肥効果

  • 前年度リモートセンシングデータを活用した可変施肥により圃場内の品質・収量の均一化が図られた
  • 施肥マップデータ作成により肥料のムダを削減した

事業終了後の普及のための取組

  • 本実証で得られた知見をもとに、令和3年から2年間、新十津川町として新規プロジェクトを立ち上げ、可変施肥と新しい水管理システムによる品質・収量向上効果を食味収量コンバインにより検証し、その効果を情報発信する。
  • 小学5年生、中学2年生を対象にカリキュラム化した農業教育を実践し、将来担い手となる子ども達に農業の魅力を発信する。
問い合わせ先

北海道新十津川町産業振興課農林畜産グループ

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キーワード

大規模水田作、田植え機、リモセン、NDVI、播種、ロボトラ、草刈り機、草刈機、同時作業、協調作業、水位センサ、イネ