大D11 (農)布目沢営農(富山県射水市)

実証課題名
大規模水田作の大区画ほ場での超省力作業体系の技術実証
経営概要
74ha(水稲65ha、大豆6.0haほか) うち実証面積:水稲65ha、大豆6.0ha

導入技

①自動運転トラクタ ②直進キープ可変施肥田植機 ③自動水管理システム ④収量コンバイン

  • トラクタ作業時間20%削減、肥料費5%削減、収量向上3%増加など大区画ほ場での効率的農業により経常利益2%向上

目標に対する達成状況

  • 全トラクタ作業では14%削減にとどまったが、自動運転トラクタと有人トラクタの協調作業の実証では
    ⇒作業時間は慣行1.21時間/10aから実証0.78時間/10aに短縮(36%削減)。
  • 肥料費は3%の減、収量は天候の影響で減収となったが、可変施肥田植機と収量コンバインによる実証ほでは⇒1筆内の収量ムラが改善され、収量は前年より約60kg/10a増、食味も向上。

導入技術の効果

自動運転トラクタ

  • 慣行では既存有人トラクタ1台で作業、実証では有人トラクタと自動運転トラクタ(無人)を協調させ2台で作業を実施。

自動水管理システム

  • 10a当たりの水管理作業時間は、移植栽培で43%、乾田直播栽培で80%削減された。

直進キープ可変施肥田植機 + 収量コンバイン

⇒1筆内の収量ムラが改善され、収量は約60kg/10a向上 また、玄米蛋白含有率は低下し、食味は向上

事業終了後の普及のための取組

  • 収量データに基づく可変施肥のデータを蓄積し、施肥量の見直しを繰り返し、環境に配慮した最適施肥量の追求と収量・品質のさらなる向上を図る。
  • スマート農業機械を活用し、労働時間の削減及び作業者の負担軽減を図り、コスト低減と人材育成につ なげる。また、実証効果を他の地域に広くPRし、スマート農業の普及につなげる。
問い合わせ先

富山県農業技術課

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キーワード

田植え機、ロボトラ、同時作業、自動操舵、V溝乾田直播、V溝直播、イネ、ダイズ