大H14 (有)アグリベースにいやま(佐賀県神埼市)
実証課題名
九州北部2年4作(稲・麦・大豆・麦)大規模水田スマート一貫体系の実証
経営概要
68ha(水稲40ha、麦60ha、大豆20ha) うち実証面積:60ha
導入技術
①自動運転田植え機、②自動運転トラクタ、③自動運転コンバイン、④ドローンリモートセンシング、⑤IoTセンサー
目標
- 2割の規模拡大、水稲1割・麦1割・大豆2割の増収、経営体の収益2割向上
目標に対する達成状況
- 自動運転田植機により、田植え人員が40%削減(5名→3名)し、省力化、規模拡大に貢献。
- 自動運転トラクタ夜間作業により、農繁期作業時間が40%拡大(6.0h→8.4h)。
- リモートセンシングと収量マップによる可変施肥で、麦は1割以上増収(目標を達成)、水稲・大豆は慣行と同等の収量。
- スマート農機導入で規模拡大が2割可能となり、2割の規模拡大により収益は3割増(目標を達成)。
導入技術の効果
自動運転田植え機
- 自動運転田植機による省力化(5名→3名の組作業へ)
- ほぼすべての不整形圃場へ対応
自動運転トラクタ
- 自動運転トラクタによる夜間作業(有人自動)で繁忙期1日の耕うん作業を40%拡大
労働時間軽減と規模拡大による収益増加
- 自動運転トラクタ・田植機・センシング可変施肥・IoTセンサー利用により、農繁期の負担を軽減し、2割規模拡大3割収益増が可能(実証データに基づいたモデル試算)
事業終了後の普及のための取組
- 自動運転田植機、自動運転トラクタ、自動運転コンバイン、IoTセンサー、ドローンは利用を継続し、二毛作体系でのデータを追加する。また、スマート農機に必須となるRTK-GNSSの九州地域における利便性向上について、引き続き実証する。
- 九州北部大規模水田輪作(二毛作)体系におけるスマート農業実証データを取りまとめ、パンフレットや動画にて発信し、今後スマート農業体系を導入される農家へ新しい情報を提供する。
問い合わせ先
九州沖縄農業研究センター暖地水田輪作研究領域
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キーワード
トラクタ(自動運転)、ロボトラ、自動操舵、協調作業、同時作業、自動航行、田植え機、田植機(直進キープ等)、可変施肥システム、収量マップ、コンバイン(食味・収量センサ)、収量コンバイン、収穫、IoTセンサ、遠隔監視、NDVI、ドローン(センシング)、リモートセンシング、リモセン、環境計測、栽培環境センシング(露地)、水位センサ、水管理システム、水田センサ、大規模水田作、中山間地、イネ、主食用稲、水稲、ダイズ、だいず、大豆、ムギ、むぎ、麦、畑作物