輸B01 (有)アグリードなるせ(宮城県東松島市)

実証課題名
輸出に対応できる「超低コスト米」生産体制の実証
経営概要
144.6ha(水稲46.6ha,大豆31.8ha,麦類25.3ha,飼料・子実トウモロコシ20.4ha,牧草20.5ha)うち実証面積:124.1ha

導入技

①GPS アシストトラクタ、②ロボットトラクタ、③食味・収量センサ付き自動走行コンバイン、④直進キープ機能付き田植機、⑤マルチロータ(リモートセンシング、農薬散布)、⑥ラジコン除草機、⑦自動給排水システム

  • ① 生産コストの低減:水稲生産コスト 7,000円/60kg
  • ② 水稲収量の向上:10%増収
  • ③ 10a当たり労働時間:20%削減

目標に対する達成状況

  • 水稲生産コストは60kg当たり9,332円となり,実証前(9,251円)と同水準に留まった。
  • 水稲収量は10a当たり547kgとなり,実証前(493kg)に対し約11%増収し,目標を達成した。
  • 経営全体の労働時間は10a当たり7.7時間となり,実証前(12.9時間)に対し目標を大きく上回る約40%の削減を達成した。

導入技術の効果

GPS アシストトラクタ

  • 高速汎用播種機と組み合わせた作物全体の播種作業では、作業能率を慣行より47%効率化

ロボットトラクタ

  • 無人運転による大豆播種における既存トラクタ(有人)との協調作業体系を開発。労働人員を3人→2人に削減した。

食味・収量センサ付き自動走行コンバイン

  • 収穫作業の作業能率を各品目で効率化し,収穫作業全体では慣行より41%効率化。

経営全体の労働時間

  • GPS アシストトラクタ、食味・収量センサ付き自動走行コンバイン等により、経営全体の労働時間が約40%削減(12.9時間/10a→7.7時間/10a)

事業終了後の普及のための取組

  • 実証成果についてセミナーや研修会,スマート農業情報誌等で情報発信し,スマート農業の県内での普及拡大を行う。
  • 実証成果を基に,「みやぎスマート農業(水田作)活用の手引き」を作成し,普及指導員等によるスマート農業技術導入 経営体等の支援に活用し,スマート農業の普及拡大を図る。
問い合わせ先

宮城県農政部農業振興課普及支援班

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関連リンク
キーワード

大規模水田作、輸出米、輸出用米、乾田直播、ロボトラ、同時作業、NDVI、水管理システム、草刈り機、草刈機、ドローン、可変施肥、自動操舵、中山間地、子実トウモロコシ、イネ、ダイズ、ムギ