果E04 (株)オレンジアグリ、(有)すぎもと農園(三重県御浜町)
実証課題名
中山間地域における労働力不足の克服と気候変動に適応した省力的高品質産地生産技術の実証
構成員
三重県農林水産部、農研機構果樹茶業研究部門、NECソリューションイノベータ(株)、伊勢農業協同組合三重南紀地区本部、(有)すぎもと農園、(株)オレンジアグリ、鳥羽商船高等専門学校
背景・課題
- 本地域は過疎化・高齢化による労働力不足と、近年の異常気象による品質低下が問題となっており、柑橘栽培の省力化と気象変動に対応した栽培管理が課題となっている。
本実証プロジェクトにかける想い
本実証プロジェクトにより、三重南紀地域柑橘産地の農業経営における省力化、高品質果実生産、製品率向上による所得向上を実現する。
また、気象観測・園地状況・選果時の形質情報を栽培管理にフィードバックするシステムを構築することで、栽培技術の高度定着化を目指す。
目標
- 柑橘栽培関連農作業(除草・防除)労力の8割削減、輸出果実における製品率(75%⇒90%)、極早生温州みかんの収量及び品質の10%向上(1,900kg/10a⇒2,200/10a)、全体平均糖度向上(9.2%⇒10.5%)、ブランド合格率向上(20%⇒60%)