露2C04:笑顔畑の山ちゃんファームほか【静岡・浜松市】

実証課題名
東海地域の中山間地小規模野菜産地におけるスモールスマート農業による持続可能な地域振興のビジネスモデルの確立
経営概要
220a(施設栽培33a、露地栽培80a、茶60a、米47a)
うち実証面積:ダイコン80a

導入技

①自動操舵トラクター、②ラジコン草刈機、③リモートセンシング用/液剤散布・粒剤散布用ドローン、④IoTカメラ・IoT電気柵、⑤アシストスーツ、⑥食品乾燥機、⑦営農支援アプリケーション

ダイコン生産面積 60a→120a、収量2,000kg/10a→3,500kg/10a、作業時間3.5h/10a削減、持続可能なスモールスマート農業による地域振興のビジネスモデルの確立

目標に対する達成状況

  • スマート農機の活用により的確な生育管理・効率的な適期作業・獣害対策の徹底等を実現し、目標を大幅に上回る4,700kg/10aの収量を達成できた。作業時間も最大で17.8h/10a削減できた。
  • スマート農機のシェアリング等、稼働率向上のための工夫により、中山間地の小規模多品目型野菜産地であっても持続可能・採算可能な水準でスマート農機を導入可能であることが確認できた。

導入技術の効果

作業時間の削減効果

  • 目標を上回る作業時間削減を達成 (例:ラジコン草刈機)

シェアリングの効果

  • 採算可能な水準まで減価償却費を分散 (例:自動操舵トラクター)

労働環境の改善効果

  • 労働環境も大幅に改善 (例:ドローン)

生育管理の改善効果

  • 現場負担の軽減による作付面積拡大
  • 可変施肥や効率的な獣害対策による反収量

事業終了後の普及のための取組

  • 次年度以降も視察の受入れ、研修講師の引き受け、コンソーシアム各構成員の業務を通じた情報発信を継続し、スマート農業技術の普及啓発に取り組んでいく。
  • 浜松市が別途取り組んでいる浜松市スマート農業推進事業費補助金や浜松市スマート農業推進協議会を活用した情報発信・情報共有にも積極的に取り組み、スマート農業技術の一層の普及を促していく。
問い合わせ先

浜松市 産業部 農業水産課

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キーワード

トラクタ、ドローン、リモートセンシング、遠隔操作草刈機、アシストスーツ、栽培管理システム、IoT カメラ(鳥獣被害監視)、露地野菜、NDVI、リモコン草刈機、草刈り機、乾燥機、畝立て、だいこん、ダイコン、大根