水2B01:(農)いかずち【宮城・加美町】

実証課題名
中山間地域における精密,省力なスマート水稲種子生産技術の実証
経営概要
121.9ha 水稲(うち種子81.4ha,主食用21.0ha, WCS5.1ha,その他13.6ha,作業受託0.8ha)
うち実証面積:水稲(種子)81.4ha

導入技

①直進アシスト田植機+自動操舵付水田除草機(異株・雑草除去)、②散布用マルチローター(ドローン)(防除)、③水田遠隔水管理制御装置、④食味・収量センサ付きコンバイン(肥培管理)

水稲種子生産に係る作業時間の4割(42%)削減

目標に対する達成状況

  • 水稲種子生産における10a当たり総労働時間(収穫・調製作業除く)は5.98時間で、H28年基準値に対して46%の削減となった(目標削減割合42%)。
  • 10a当たり労働時間はH28年基準値に対して、異株・雑草除去作業で67%の削減(0.98時間)、防除作業で61%の削減(0.07時間)、水管理作業で39%の削減(2.50時間)となった。
  • 食味・収量センサ付コンバインの収量データ等に基づく肥培管理により、種子籾の生産数量は470kg/10a以上(全量合格)となり、目標を達成した。

導入技術の効果

異株・雑草除去作業

  • 除草・異株除去作業では、作業時間を導入前より67%効率化

防除作業

  • 防除作業では、作業時間を導入前より61%効率化

作期全体の労働時間

  • 水稲の作期全体の労働時間が約46%削減 (11.11時間/10a→5.98時間/10a)

水管理作業

  • 水管理作業では、作業時間を導入前より39%効率化

事業終了後の普及のための取組

  • 実証成果を基に、「スマート農業実証パンフレット」を作成し、実証農場の視察者等へ配布する。
  • 実証成果についてセミナーや研修会、スマート農業情報誌等で情報発信し、スマート農業の県内での普及拡大を図る。
  • 普及プロジェクトの「農業経営の効率化に向けたアグリテックの活用」において、中山間地域のスマート農業モデル経営体として実証農場を支援していく。
問い合わせ先

宮城県農政部農業振興課普及支援班

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