露2A02:鹿追町ICT 研究会ほか(北海道鹿追町)

実証品目: キャベツ、てん菜、大豆、小豆、小麦、ジャガイモ | 実証面積: 143ha

実証課題名
加工キャベツを導入した大型畑作経営でのスマート農業技術(鳥獣害対策含め)の低コスト化を目指したマシーネンリング体系の実証
構成員
JA鹿追町、北海道農業研究センター、東京大学、立命館大学、オサダ農機(株)、(株)ズコーシャ、十勝農業協同組合連合会、スペースアグリ(株)、北海道(十勝農業改良普及センター十勝西部支所)、アグリサポート(株)、鹿追町ICT研究会、(農)笹川北斗農場、鹿追町

背景・課題

  • 鹿追町は大雪山系の山麓に位置し、冷涼な気候条件を生かした寒冷地作物やキャベツを栽培している。
  • 規模拡大が進み、労働力が不足しているためトラクタ自動操舵装置などのICT の導入利用が進んでいるが、更なる省力化が求められている。

本実証プロジェクトにかける想い

鹿追町ではキャベツの収穫機開発を20 年にわたり試験場や機械メーカーと協力して進めてきた。今回の自動収穫機の完成を目前にし、機械の効率利用のために、空いている農業機械を計画的に運行させ最大効率化をするためのスケジュール管理(マシーネンリング)や所有者の異なる農地の集約(トランスボーダーファーミング)等の新たな機械の利用方式を導入して実証を行う。
本実証により、今後登場する先進技術を低コストで利用するための利用体制を確立し、鳥獣害からの保全対策も講じて、永続的な生産基盤を構築する。

目標

  • キャベツ自動収穫機を中心に機械化一貫体系を実証し、省力化により労働力を50%削減する。
  • トランスボーダーファーミングによる圃場集約を行い、マシーネンリングによる機械運行と高能率機械の効率化を図り、経営全体のコストを10%削減し、所得を20%向上する。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

鹿追町農業協同組合

視察等の受入について
鹿追町農業協同組合 営農部 審議役 今田伸二
Tel: 0156-66-2131

E-mail: