水2D04:まつだい棚田バンク、ふれあいファーム三ケ村(新潟県十日町市)

実証品目: 水稲 | 実証面積: 17.7ha

実証課題名
棚田地域の多様な条件不利圃場におけるスマート農業技術を活用した持続可能な営農技術体系の実証
構成員
鹿島建設(株)、十日町市、新潟県十日町地域振興局、(株) AmaterZ、( 株)スカイマティクス、 積水化学工業(株)、まつだい棚田バンク(NPO法人越後妻有里山協働機構)、 農事組合法人ふれあいファーム三ケ村

背景・課題

  • 山間地・急傾斜のため、除草が必要な畦畔法面の面積が広く、強度が高く危険な除草作業の軽労化が課題
  • 圃場が不整形で土質や地下水脈が一様でないため均平精度の維持が困難
  • 小規模で分散した圃場の管理には移動が大きな負担となり、水管理や組織的経営における連携が課題
  • 携帯電波の届かない圃場における作業者の安全確保、不十分な通信環境下のスマート農機・機器導入が 課題

本実証プロジェクトにかける想い

条件が不利な棚田地域こそスマート農業による大幅な生産性向上が期待されていますが、圃場によって条件が大きく異なる中、技術導入には様々なハードルが存在します。必要な基盤整備・改善などハード側の課題抽出、小規模な経営体が多い中、高価なスマート農業技術導入に向けたシェアリングのあり方の検討など、棚田地域特有の条件を踏まえたスマート農業技術の導入に向け、全国の棚田地域に普及展開できるモデル構築を目指します!

目標

  • 作業時間の20%短縮、燃料費の5%低減
  • 収量10%、整粒歩合向上5%
  • 作業者の安心度向上と農作業事故ゼロの達成
  • スマート農業技術の導入による耕作受託面積の20%増

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

鹿島建設(株)山田 順之

E-mail:

視察等の受入について
十日町市 産業観光部農林課
Tel: 025-757-3120