

水2F07:天王ナチュラルファーム(大阪府能勢町)
実証品目: 水稲、マコモダケ | 実証面積: 11.7ha
実証課題名
スマート農業による中山間地農業振興と関係人口・交流人口の増加
構成員
(株)アルケミックス、棚田米穀、棚田むすびの会、(特非)棚田ネットワーク、(特非)大阪府民環境会議、能勢町環境創造部地域振興課(産業振興係)、大阪府北部農と緑の総合事務所農の普及課、天王ナチュラルファーム
背景・課題
- 大阪府能勢町の天王地区は、大阪府最北端に位置し、"大阪のてっぺん"と言われる、標高約500m、57世帯(うち農家戸数48戸)、耕地面積38.9ha、人口約130人の小さな集落です。
この小さな集落でも、スマート農業技術を活用して生産性向上、収益向上、生活環境の改善を実現できることを実証するべく計画を策定しました。 - 3つのゾーンごとに中山間地域特有の課題に取り組みます。
- 「居住ゾーン」 中心エリア、省力化・品質・収量アップ、獣害対策、防災・減災対策
- 「西山ゾーン」 不整形で水はけの悪い圃場、獣害被害、携帯電話のエリア外
- 「東山ゾーン」 大半が遊休農地、関係人口・交流人口を増やすための農業観光の拠点

本実証プロジェクトにかける想い
「小さな集落でも、高齢化が進み、数少なくなった担い手を守りたい!農業を盛り上げて、先祖代々からの田畑・山・家を次世代になんとかして繋げたい!」という地域の方の想いをスマート農業によって実現し、天王地区が多くの人から注目され、関係人口・交流人口が増加し、昔のような活気ある集落の姿を取り戻し、同様の課題を抱える全国の中山間地の生産者の皆さんに希望を発信します!
目標
- ● 水稲の収量アップ:
- 2021年度 2019年度比5%増
- ● 作業時間短縮:
- いずれも2019年度比 10aあたり移植時間83%削減、水回り時間西山ゾーン75%
- 居住ゾーン30%削減、草刈時間40%削減、罠見回り時間90%削減
- ● 労働安全の確保:
- 農作業事故の早期検知により事故の重篤化を抑制
- 豪雨や台風時の事故の早期検知により事故の重篤化を抑制
実証する技術体系の概要


問い合わせ先
実証代表
(株)アルケミックス
視察等の受入について
(株)アルケミックス Tel: 06-6942-3229 担当 森田