ホクレン訓子府農場(北海道訓子府町) 5G3A2

実証課題名
ローカル5Gを活用したフリーストール牛舎での個体管理作業の効率化に係る実証
経営概要
乳牛328頭(うち実証頭数 144頭)

導入技

①跛行検知、②個体識別・位置把握、③遠隔診療・指導

  • ①システムによる跛行検知率80%、早期跛行検知率80%
  • ②個体識別・位置把握にかかる作業時間80%削減
  • ③獣医師による遠隔診断・指導に関する特定の業務における対面再現率100%

目標に対する達成状況

  • 跛行検知」については、4K カメラおよび 3 次元カメラと AI による画像解析技術を用いた跛行検知システムを導入し実証を行った。その結果、跛行検知率は78.6%、早期跛行検知率は87.5%であった。
  • 「 個体識別・位置把握」については、位置把握にかかる作業時間を、システムを利用しない場合と比較して 82%低減(平均113秒→平均 20.5秒)することに成功した。
  • 「 遠隔診療・指導」については、実証でのシステム構築により映像・音声伝送での対面再現率100%を達成した。

導入技術の効果

事業終了後の普及のための取組

  • 「 跛行検知」については、引き続き訓子府実証農場で実証を継続し、社会実装に向けて精度向上の検討を行いつつ、コンソーシアム外の企業とも実用化に向けて共同で研究開発を加速させていく
  • 「 個体識別・位置把握」については、個体識別精度の向上に向け、今回の実証で入手した画像データをもとにシステム並びにカメラ取付位置の最適化を行う
  • 遠隔診療・指導」については、地域の診療所と連携しながら、遠隔診療・指導サービスを提供していくモデルの検討を行う
問い合わせ先

NTTデータ経営研究所 訓子府 L5G実証事務局

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