JA西三河きゅうり部会生産者ほか(愛知県西尾市) 施3E5ス

実証課題名
JA西三河における生産から流通・販売のデータ駆動一貫体系の実証
経営概要
キュウリ 52.5a イチゴ 122.4a うち実証面積:174.9a

導入技

①環境データの収集、②出荷予測モデルの構築(販売に活用する出荷予測・物流に活用する出荷予測)③袋詰め機の高度化

  • 出荷情報の活用による積載率5% 向上、 レギュラー販売と袋詰め販売の収益差5% 向上、袋詰め機導入による農業所得3% 向上

目標に対する達成状況

  • 出荷情報の活用による出荷予測についてキュウリ、イチゴの産地全体の各出荷予測ツールを作成し、R3 年作の仮配荷時点での積載率は、R2年作に比べて10.5%向上した。
  • レギュラー販売(市場販売)と袋詰め販売(契約販売)の収益差(実証期間令和4年1 月~令和5 年1 月)は、袋詰め販売が16%高く目標を達成した。
  • 袋詰め形態で販売することと、2週間先の天気予報等のデータを用いた出荷予測モデルを事前販売や量産店との商談に活用することにより、経営全体として農業所得が8.7% 向上した。

導入技術の効果

事業終了後の普及のための取組

  • 本プロジェクト終了後も産地で予測ツールを運用して出荷量予測を継続して行うと共に出荷量予測結果の活用についてブラッシュアップして安定販売を目指す。
  • 継続して出荷情報( 出荷量予測、出荷予約) を活用し、配荷・配車を行い積載率の向上を目指し、さらに販売への活用方法を模索する。
  • 農本プロジェクト終了後も視察の受け入れ、セミナー等での発表を実施する。
問い合わせ先

愛知県 農業総合試験場 普及戦略部技術推進室 電話:0561-62-0085
西三河 農業協同組合 営農部 営農企画課 電話:0563-56-5274

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