(株)芝山農園ほか(千葉県香取市ほか) 畑4C3

実証品目:サツマイモ
実証課題名
千葉県地域実装に向けたかんしょ栽培実証
経営概要
43.12ha(かんしょ 13ha)うち実証面積:かんしょ 1.12ha

導入技

①自動高さ調整型つる刈り機 ②かんしょ収穫量・サイズのAI判定 ③かんしょ収穫・貯蔵量の統合型在庫管理システム ④貯蔵庫内センシングによる腐敗原因分析とIoTカメラによる貯蔵庫内の遠隔管理

  • 収穫作業時間を83%削減 貯蔵の見回り労力を20%省力化 遠隔監視による腐敗率を5%→3%に削減 10aあたりのバイヤー平均取引価格を150円/kgから200円/kg

目標に対する達成状況

  • かんしょの自動高さ調整型つる刈り機導入と生分解性マルチを併用することで、通常マルチによる慣行作業と比較して収穫作業時間を95%削減し、目標を達成
  • 販売単価はコンテナごとの各サイズの割合の可視化により従来の150円/kgから170円/kgに向上
  • 貯蔵庫のセンサとIoTカメラでの遠隔管理により、腐敗率を0.8%に削減、見回り時間を20%省力化
  • 将来的に50ha規模で統合型在庫管理システムや貯蔵庫をシェアすると、販売単価向上、労働時間短縮等により利益は51%増える試算結果となった。

導入技術の効果

事業終了後の普及のための取組

  • 大規模生産者、労力面が規模拡大の制限要因となっている中規模農家、新規就農で設備投資が追いつかない小規模農家との間でシェアリングを行い、 各経営規模におけるシェアリング効果を検証。
  • 実証で使用した機械・システム等は特注機器である。今後、香取地域に限らず他地域での実演会を実施し、普及組織と連携してニーズを把握し、改良・社会実装につなげる。
  • 本機器の普及に向け、生産者以外のかんしょ販売・加工企業とも実際の運用について積極的に検討する。
問い合わせ先

(株)芝山農園

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キーワード

トラクタ、自動操舵、自動調整つる刈機、自動運転、自動航行、管理作業、選果機等、貯蔵庫内腐敗状況センシング、かんしょ在庫管理システム、営農管理システム、シェアリング、サツマイモ、さつまいも、甘藷、畑作物