桝田農場ほか(北海道沼田町ほか)水4A1
実証品目:水稲、小麦、豆類
実証課題名
複数地域間における機器シェアリングによる労働費削減及び農家収益向上プロジェクト
経営概要
273.05ha(水稲106.32ha、小麦60.35ha、大豆31.76ha、その他74.62ha)うち
実証面積157.27ha(水稲、小麦、大豆)ha)
導入技術
①気象観測機器 ②ロボットトラクタ ③防除・スポット散布UAV ④自動アシストコンバイン ⑤センシングUAV
目標
- 機器を共有することにより、個別導入に比し機械経費50%削減
- 効果的・効率的な機器の時期別シェアリングにより、機器の個別導入と同等の、労働費20%削減 可変散布及びUAVスポット散布による生育不均一性を改善と肥料投下量15%削減
- 上記の個別技術導入効果に加えて、単位面積当たりの収量向上、 タンパク値高低に基づく分別収穫による販売価格の上昇により、農家利益20%向上 収穫適期判定と鮮度保持庫等の活用により、輸出時の歩留まり 93%へ向上
目標に対する達成状況
- スマート農機をシェアリング利用することで実証対象面積に対し機械費・輸送費等と合わせ全体平均では63.6%の削減となり目標を達成。
- スマート農機の各作業において、設定した生産コスト低減目標(20%)を達成。可変施肥による肥料削減目標(15%)を達成。
- スマート農機のシェアリングにより慣行と比較し平均93.2%の利益増加となり、本実証対象の産地全体として目標を達成。
導入技術の効果
事業終了後の普及のための取組
- 継続的な利用に向け、参画機関であるJAきたそらちの集荷体制の対応方策を元に、他JAへの普及を図る。
- 参画機関である酪農学園大学でのリモートセンシング解析教育および参画機関が講師を派遣している北海道ハイテクノロジー専門学校 スマートアグリ学科でのスマート農業実習・教育を行い、担い手の育成を進める。
- 農業経験者が委託作業オペレーターなることも想定した利用面積ベースのシェアリング料金を検討する。
- 各地域の中心組織となる自治体・JA・研究会組織・協議会等を中心に上記料金体系の検討を含めた継続的な活動 報告を行い、普及促進を図る。
問い合わせ先
(株)スマートリンク北海道
E-mail: TEL:0126-33-4141
関連リンク
キーワード
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