

畑4D4:(農)ファーム天神ほか【富山県南砺市】
実証品目:にんじん、大麦、大豆
| 実証面積: にんじん1.9ha、
農機シェアリング面積:大麦18.0ha、大豆15.6ha、にんじん4.2ha
実証課題名
中山間地域の水田転換畑における環境にやさしい農業及びスマート農業による持続可能なにんじん新産地の確立
構成員
福光農業協同組合、(農)ファーム天神、(農)石黒営農、福光にんじん生産出荷組合、富山県農業技術課、富山県砺波農林振興センター、富山県農林水産総合技術センター、ヤンマーアグリジャパン(株)、クボタアグリサービス(株)、(株)エムエスシー、全国農業協同組合連合会富山県本部、南砺市
背景・課題
- 南砺市福光地区は高齢化等による労働力不足に加え、中山間地域であることから1ほ場当たりの面積が小さい。
- 収益確保のためには、稲作経営へのにんじん等の高収益作物の導入とほ場の利用効率を高めるための高精度の機械化一貫栽培技術体系が求められるが、1経営体あたりの取組面積が小さく過剰投資になりやすい。
- 省力的な安定生産栽培技術の確立及び環境負荷軽減による持続可能な産地を確立するため、スマート農業技術を用いた栽培技術を確立すると共にシェアリングによる原価償却費の低減を図る必要がある。

本実証プロジェクトにかける想い
- 中山間地の水田転換畑におけるにんじんの省力性と持続性を両立した新産地確立に向け、JAが中心となり産地の営農・作業計画を策定するとともに、営農管理システムにより生産者全体で情報を共有し、作業に取り組むことで効率的なスマート農機のシェアリング(にんじん、大麦、大豆)及び作業集約を行いコスト低減を図る。
- スマート農機による精密作業によるほ場の有効利用やICT環境モニタリングデータを活用し、夏場の高温乾燥に対応した適正かん水等により単収・品質の向上やリモートセンシング技術を活用した出荷予測に取り組む。
- オペレータの育成やみどりの食料システム戦略に対応した環境にやさしい農業にも取り組む。
目標
- JAを中心とした営農計画の策定及び作業集約、直進アシストトラクタのシェアリングによる減価償却費の低減
・シェアリング面積 にんじん4.2ha、大豆15.6ha、大麦18.0ha - スマート農機による精密作業及びデータに基づく栽培管理による省力化及び収量・品質の向上
・作業時間 17%削減 ・単収 30%向上
実証する技術体系の概要


問い合わせ先
実証代表
福光農業協同組合
Tel: 0763-52-4153 Fax: 0763-52-1707
視察等の受入について
福光農業協同組合 営農部 湯浅
Tel: 0763-52-4153
Tel: 0763-52-4153