

畑4H7:(有)サザンドリーム【沖縄県南大東村】
実証品目:さとうきび | 実証面積: 10ha
実証課題名
ビッグデータ・AI解析に基づく地域営農支援システムの高度活用によるさとうきびスマート産地モデルの実証
構成員
国立大学法人琉球大学、(有)サザンドリーム、大城健実、アグリサポート南大東(株)、(株)ユニバーサルブレーンシステム、(株)くみき、(株)エーディエス、日本大学、NPO亜熱帯バイオマス利用研究センター
背景・課題
遠隔離島の南大東島は機械化一貫体系が整ったさとうきび産地であるが、厳しい自然環境と労力不足によって生産が不安定な上、担い手の引退で栽培・経営技術伝承の問題が深刻である。
これらを解消するために、品質取引データなど、さとうきび関連の膨大なビッグデータを高度活用する「地域営農支援システム」を中心に、産地機能を強化した「さとうきびスマート産地モデル」の構築を目指す。

本実証プロジェクトにかける想い
- 「地域営農支援システム」を高度活用して、南大東村をさとうきびスマート産地モデルとして発展させたい。
- そのために、さとうきび関連ビッグデータをAI解析などによって農家が使える「情報」に変換し、提供したい。
- 安定したさとうきび産地を構築するために、株出を中心に、データ駆動型スマート潅水を始めとするスマート栽培管理技術を効果的に運用して、増収・高品質化を実現したい。
- スマート産地として、スマート機器やデータを共有・シェアリングし、植付や収穫、さらには、防除などの高度な分業化を推進したい。
- GNSS自動操舵機械化一貫体系の確立に加え、けん引式作業機の導入と、さとうきび生産における炭素収支を評価し、産地全体の低炭素化に繋ぎたい。
- 地域の中核農家・生産法人を中心に、今すぐ使えるスマート農業の普及だけでなく、子供たちに興味と夢を持たせる「カッコ イイ」将来を見越したスマート農業を追及したい。
目標
- 希望農家全員への営農支援システムを通じた株出圃場の診断等AI解析データの提供。
- スマート遠隔潅水システムの利用による増収20%。
植付の分業化(面積100%)、収穫の分業化(面積70~80%)。 - けん引式自動操舵体系による労働時間50%削減、燃費40%削減、CO2排出量30%削減。
実証する技術体系の概要


問い合わせ先
実証代表
川満芳信(国立大学法人琉球大学農学部・教授)
視察等の受入について
川満芳信
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