茶4H1:(農)長崎そのぎ茶萌香園、(株)FORTHEES【長崎県東彼杵町】

実証品目: 茶 | 実証面積: 411ha

実証課題名
生産から出荷までのデータ共有によるスマート茶業と茶園管理省力機械のシェアリング
構成員
長崎県央農業協同組合、(農)長崎そのぎ茶萌香園、(株)FORTHEES、(株)日本計器鹿児島製作所、(株)筑水キャニコム、、(株)MHIパワーコントロールシステムズ、(株)ビジョンテック、(株)NTTデータ、長崎県(農林技術開発センター、農政課)、(一社)食品需給研究センター

背景・課題

  • 実証地域の長崎県東彼杵町は、全国茶品評会で優秀な成績を収めるなど高品質茶を生産する県内トップ産地である。しかしながら、高齢化、担い手不足、市場単価の低迷、資材などコスト高騰、気候変動や茶園の分散による適期作業の遅れ、安全安心志向への対応などの課題を抱えている。
    産地一体となって、より省力・低コストで、高品質茶生産をデータに基づき行えるスマート農業技術の導入が求められている。

本実証プロジェクトにかける想い

  • 実証地域は、全国茶品評会や日本茶AWARDで好成績を収め、近年注目されている「長崎そのぎ茶」の産地です。
  • 平成10年頃以降、乗用型機械の普及による労力削減効果等により、若手の生産者が多い地域ですが、高齢化・担い手不足や市場単価の低迷により放棄茶園も増えてきています。
  • 本実証プロジェクトでは、不整形茶園が多い中山間地域においても省力化機械を導入した作業者の軽労化、営農支援システムを活用した茶業経営の見える化などにより、次世代に魅力ある茶業の姿を示し、産地の維持・拡大を図っていきます。

目標

  • リモコン中切機の導入により、労働時間を30%削減
  • 自律式リモコン草刈機の導入による労働時間75%削減
  • クワシロカイガラムシ効率的防除による多発園減少による2,700円/10aの減収抑制
  • 降霜予測による被害回避により4,300円/10aの減収抑制

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

長崎県央農業協同組合北部営農センター

視察等の受入について
長崎県農政課 技術普及・高度化支援班 担当:寺井
Tel: 095-895-2947 E-mail: