施4H2: 大分"味一ねぎ"生産部会【大分県国東市】

実証品目: こねぎ | 実証面積: 12a

実証課題名
「大分味一ねぎ」産地用にチューニングされた生産・出荷の最適化による地域全体の経営健全化の実証
構成員
大分県農業協同組合、大分"味一ねぎ"生産部会、(株)オーイーシー、APEX JAPAN(株)、(株)イシダ 、大分県東部振興局、国東市、大分大学、(一社)食品需給研究センター

背景・課題

こねぎ生産において生産技術の確立、作業工程の連携が行われておらず、生産者は個々に独自の判断をしながら生産を行っていたため、同選果集出荷場の効率的な運用、タイムリーな販売計画を実施できていなかった。

本実証プロジェクトにかける想い

生産部会でのこねぎ栽培において、生産者間の技術差が大きく、出荷計画を大きく下回る状況が続いている。生産行程での遅れも目立ち、作業の遅れによる収入の減少、高収入を望むあまり高い単価を求め前年度の需要期に出荷が集中して、安定供給を前提とした目標に乖離した生産実績となっている。
以上の課題を解決するために、生産の平準化ならびに高品質化に取り組む。基礎データとなる土壌中の肥料・水分、温度等のセンサーのみならず、こねぎの育成状況、生産予測、害虫検出、高齢者に優しい多機能 UGV、高効率の組み合わせ計量結束機の稼働状況、就労データも営農管理システム「ねぎ博士」に集約させる。「ねぎ博士」は、リソース管理を含めた栽培から出荷までの一連の工程でのデータについて、理想との差を分かりやすく見える化する、営農マニュアルとなる。安定的な品質の栽培・出荷の実現により、有利販売が行え、生産者、選果場の収支を大きく改善すると考えている。

目標

  • 営農システム、多機能 UGV、組み合わせ計量結束機等の導入により、出荷量を10%以上に増大、収益 5%アップ、平均秀品率 70%以上。

実証する技術体系の概要

問い合わせ先

実証代表

大分県農業協同組合

視察等の受入について

実証代表者 上田 大祐
Tel: 0978-68-0994