品種詳細

ときまさり

カンショ「ときまさり」は原料当たりの純アルコール収得量が「コガネセンガン」より多く、焼酎は軽快な甘味とコク、いもの香りが強い特徴のある酒質である。サツマイモネコブ線虫抵抗性が優れ、でん粉歩留が高く、いもの貯蔵性も良好である。

主要特性

  • 「ときまさり」は平成7年に、ともに高でん粉・多収の「九州111号」(母)と「 コナホマレ」(父)を交配し選抜した系統である。
  • 醸造時の原料当たり純アルコール収得量が高い。焼酎の官能評価は高く、いもの香りが強く、軽快な甘みとコクを特徴とする焼酎ができる。
  • サツマイモネコブセンチュウ抵抗性は「やや強」で「コガネセンガン」より優れる。ミナミネグサレセンチュウ抵抗性は「中」で「コガネセンガン」並みである。
  • 標準無マルチ栽培での上いも重は「コガネセンガン」並みであるが、長期透明マルチ栽培では「コガネセンガン」より1割程度多収である。
  • いずれの栽培条件でもでん粉歩留は「コガネセンガン」より1から2ポイント程度高い。
  • 貯蔵性は「やや易」で「コガネセンガン」より優れる。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
21471
(2007年9月18日)
2007年12月21日 19254
(2010年3月11日)
25年
(満了日:2035年3月11日)
交配組み合わせ 旧系統名