品種詳細

アケムラサキ

カンショ「アケムラサキ(九州148号)」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素含量が高く、いもの外観や線虫抵抗性が優れる。色素原料用として利用できる。

主要特性

  • 「九州148号」は、平成8年に高アントシアニンで加工適性が高い「アヤムラサキ」を母、外観が優れるアントシアニン系統の「九系174」を父として交配し、選抜した系統である。
  • アントシアニン色素含量(色価)はいずれの栽培条件でも「アヤムラサキ」より高い。
  • いもの皮色は濃赤紫、肉色は紫で、いもの曲がりやくびれ等がなく、外観は「アヤムラサキ」より優れる。
  • 上いも重は「アヤムラサキ」並で、「コガネセンガン」より低い(表1)。
  • サツマイモネコブセンチュウ抵抗性は「強」で「アヤムラサキ」より優れる。ミナミネグサレセンチュウにも「強」の抵抗性を示し、黒斑病には「中~弱」である。
  • 貯蔵性は「やや易」で、「アヤムラサキ」より若干劣る。
出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
18655
(2005年8月11日)
2006年3月 7日 19253
(2010年3月11日)
25年
(満了日:2035年3月11日)
交配組み合わせ 旧系統名