品種詳細
九州137号
カンショ「九州137号」は、蒸切干加工適性が高い初の紫カンショ系統である。既存の青果用や加工用の紫カンショ品種では蒸切干に加工できないが、「九州137号」の蒸切干の色は紫で、中白もほとんどなく肉質や食味も良好である。
主要特性
- 「九州137号」は、平成6年にいもの外観が優れる紫カンショ系統「九系165」を母、赤皮で食味がよい紫肉の在来品種「種子島紫」を父として交配し選抜した系統である。
- いもの肉色は淡紫で、条溝や裂開の発生がなく、いもの外観が優れる。
- 蒸しいもの食味は「種子島紫」並の「中」で良好である。
- 上いも重は「種子島紫」と同程度で、「高系14号」より低い。
- 蒸切干の色は「紫」で中白がほとんどなく、食味は「中」で、蒸切干加工適性が高い初の紫カンショ系統である。
- 病虫害抵抗性についてはサツマイモネコブセンチュウに「やや強」、ミナミネグサレセンチュウに「中」、黒斑病に「中」である。
- 貯蔵性は「中」で、「種子島紫」にやや劣る。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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18727 (2005年8月30日) |
2006年3月 7日 | 16293 (2008年3月 6日) |
25年 (満了日:2033年3月 6日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||