品種詳細
オキコガネ
カンショ「オキコガネ」は、蒸しいものブリックスが低く、かつでん粉含量が低いという特徴を持つ。多収で、いもの形状および外観も優れるため、調理素材として幅広く利用できる。
主要特性
- 「オキコガネ」は、調理用多収品種の育成を目的として、早掘に向く「ベニワセ」を母、低糖で外観が優れる「サツマヒカリ」を父とする交配組合せから選抜した品種である。
- 加熱調理してもマルトースが増加しないためブリックスが低く、甘味が少ない。
- 調理品(コロッケ)は、食感・食味ともに良好である。
- でん粉歩留が、「コガネセンガン」より5.5ポイント、「サツマヒカリ」より2.8ポイント低い。
- いもの形状は「短紡錘形」で、外観は「やや上」である。
- 貯蔵性は「易」であり、貯蔵しやすい。
- いもの皮色は「淡黄褐」、肉色は「淡黄白」である。
- 病虫害抵抗性は、サツマイモネコブセンチュウに「中」、ミナミネグサレセンチュウに「やや強」、黒斑病に「中~やや強」である。
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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17310 (2004年8月11日) |
2005年6月23日 | 14675 (2007年1月22日) |
25年 (満了日:2032年1月22日) |
交配組み合わせ | 旧系統名 | ||